ひところの“カメラ高機能化競争”は一段落したのか、カシオ計算機やシャープといった一部のカメラ機能重視メーカーを除けば、130万画素前後のCMOSセンサーを搭載した機種がけっこう増えてきた。……と思っていたら、ドコモの902iシリーズは300万画素だとか400万画素だとか手ブレ補正だとか百花繚乱という感じだが(特集記事参照)、ケータイ業界全体としてはカメラの高機能化は収束した感がある。
かつてに比べると、CMOSセンサーの画質も上がった。その意味では、今回紹介する「W32H」がハイエンド機でありながら128万画素CMOSセンサーを採用したというのも、特に気にすることはないだろう。
ただ、画素数は問題ではないけれどもそうではない部分、つまり「発色」だとか「ノイズ」だとか「ダイナミックレンジ」だとか、そういうところはしっかりしていないとハイエンド機の名が泣く。極端な話、本職デジカメじゃないのだからパッと見てきれいな写真が撮れていればいいが、そうなっているか。
そんなわけで、画質を見るにはやはり人物が一番。晴れた日を待ち、公園へ行って撮ってみた。
まずはオートで顔を中心に。髪の毛がうまく解像されてないせいか、背景のほうがくっきり写っているのは残念。
ちなみに、同じ位置で人物モードを使って撮ったのがこちら。
そこでもうちょっと離れて撮ってみた。
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