電気通信事業者協会(TCA)は3月7日、携帯電話/PHSの2006年2月の契約者数を発表した。携帯電話契約数は33万4700増えて、9076万7700となった。
グループ名 | 2006年2月純増数 | 累計 |
---|---|---|
ドコモ | 16万2300 | 5065万8500 |
au(KDDI) | 27万5100 | 2206万7000 |
ツーカー | −11万4900 | 289万5700 |
ボーダフォン | 1万2200 | 1514万6500 |
2月の純増シェアトップはau。27万5100の純増と、ドコモを押さえて純増シェアトップに立っている。ただしツーカーが11万4900と大幅に純減しているのも相変わらず。KDDIグループ全体で見ると16万200の純増となっており、これはドコモの純増数である16万2300をわずかに下回った。
ボーダフォンは2006年に入ってから成長が鈍化した。2005年12月には6万を超える純増を記録していたが、2006年1月は1万7600、2月も1万2200の純増。2月は1月よりも携帯契約全体の純増数が増えているにも関わらず、ボーダフォンは伸びが落ち込んでおり、いまひとつ振るわない状況が続いている。
グループ名 | 単月シェア | 累計シェア |
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NTTドコモ | 48.5% | 56% |
au(KDDI) | 82.2% | 24% |
ツーカー | −34.3% | 3% |
ボーダフォン | 3.6% | 17% |
ドコモの3G契約(FOMA)は、82万8400の増加。1月に先行していたauの3G携帯電話数を抜いたが、2月はさらにその差を広げた。FOMAユーザー数の累計は2200万を超えており、3G率は43%となっている。
3Gへの移行を積極的に推進するとうたうボーダフォンは、2月は約20万増。PDCが約18万の減少で、順調に移行が進んでいる状況がうかがえる。3G率は現在、18%。なお、3キャリアの3G契約数を合計すると4591万0800となり、携帯全契約数の過半数を占めている。
グループ名 | 2006年2月純増数(3G) | 累計(3G) | 3G率 |
---|---|---|---|
ドコモ | 82万8400 | 2201万5000 | 43% |
au(KDDI) | 30万9300 | 2115万9600 | 96% |
ボーダフォン | 19万5200 | 273万6200 | 18% |
auのカメラ端末が、2000万を突破した。ボーダフォンのカメラ端末も1299万と、1300万突破間近に迫っている。またauのムービー端末が1977万と、こちらも2000万突破が間近。なお、ボーダフォンのWeb対応機台数(3Gについては契約数)は今月も1600純減して、1283万4100となった。2006年に入ってからは、小幅ながら減少が続いている。
キャリア | カメラ | ムービー | アプリ | GPS | 着うた | Web |
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NTTドコモ | 4060万 | 非公開 | 3480万 | 非公開 | 非公開 | 4589万7000 |
au | 2018万 | 1977万 | 1646万(BREW) | 1718万 | 1979万(うち着うたフル632万) | 2010万5400 |
ボーダフォン | 1299万5100 | 817万7800 | 1102万9100 | 非公開 | 非公開 | 1283万4100 |
ウィルコムは約6万5000の純増を記録。2005年12月と2006年1月に8万を超える伸びを達成しており、それよりはやや落ち着いたものの、依然高い水準で数字を伸ばしている。
ほかのPHSキャリアは契約者を落としている。PHS撤退を発表したドコモは3万2100の純減。アステルグループも、東北インテリジェント通信が100の純減、YOZANが1600の純減となっている。PHS全体の契約数は増えており、2月は3万1100の増加となった。
グループ名 | 2005年2月純増 | 累計 |
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ウィルコム | 6万4900 | 379万6100 |
ドコモ | −3万2100 | 82万1700 |
アステルグループ | −1700 | 3万1000 |
累計 | 3万1100 | 464万8800 |
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